福岡県の福岡市内にある西鉄バスをよく利用します。福岡市は地下鉄や西鉄電車も走っていますが、乗り換えなどが大変な高齢者や子ども連れの人を中心に、バスを利用する人も多い印象です。

そのため本数も多く、とても利用しやすいです。福岡市は観光地ということもあって、多くの観光客がバスを利用しています。とくに中心街の天神から、空港に近く新幹線の通る博多駅に行くのに地下鉄を利用する場合は移動距離があるのですが、バスの場合は10分ほどですぐに行くことができるので、スーツケースを持った海外の観光客の方を多く見かけます。

最近はインターネットが普及しているので、バス情報もすぐに分かるようになっていますが、それでも「このバスでいいのか」と不安になる乗客は多く、「このバスは○○まで行きますか?」と英語で問い合わせている様子がよく見られます。電車の場合は英語でアナウンスがありますが、バスはないことが理由のひとつとして考えられます。また、西鉄バスは「○番」というバスの番号が車内で分からないため、一旦乗ってしまうと、「今、何番のバスに乗っているんだっけ?」と思っても確認のしようがありません。バスの前面には英語で次の停車駅が記されますが、バス車内と停留所で「○番のバスで、次は○○の停留所に行きます」ということを英語のアナウンスで伝えてくれたら、乗客も安心できるのではないでしょうか。

運転手さんにとっても、停車駅で「○○まで行きますか?」と毎回尋ねられ、回答する時間がとられないように思えます。

また、バス車内での過ごし方についても、英語でアナウンスがあるとよいです。たとえば、優先席について、きちんとユニバーサルデザインで記されてはいますが、きちんと見えなかったりするのか、海外の観光客の方が優先席に座ることで、高齢者の方が座れていない、という様子を見かけたことがあります。大量の荷物を抱えている中、サインを見逃すことはありますので、それもアナウンスすることできちんと伝わるのではないか、と考えられます。電車と違い、バスの場合は路面状況によって大きく揺れますので、小さな子どもを連れたお母さんや高齢者の方には立っているのは少し大変です。

また、日本人の場合はバス事情に慣れていますので、混雑時には詰めることを知っていますが、知らない場合は後から乗る乗客が狭い思いをしてしまいます。きちんと情報を知り、安心して目的地まで行けるバスであれば、利用する海外の方ももっと増え、お互いに気持ちよくバスを利用できるのではないか、と思います。